「許せない…」、あなたにはそう思う相手がいますか?
「許せない」、その奥にある感情はなんですか?怒り?憎しみ?悲しみ?…許せない相手がいるといった場合、ほとんどがこのような感情に支配されてませんか?
浮気をされたから許せない?パワハラやセクハラをされて許せない?ひどいことを言われた、罵倒されたから許せない?
その許せない相手は今どこで何をしていますか?
あなたはこんなにも怒りや悲しみの感情でいっぱいなのにあなたの見ていないところで、相手はあなたのことなど気にもせず誰かと楽しく過ごしているかもしれませんね😣
そう思うともっと怒りや悲しみの感情が湧き上がってきますか?……もう許してあげませんか?きっと楽になれますよ😌
「許す」とはどういうことなのかについて僕自身の意見もありつつお届けしようと思います。
僕についての簡単な自己紹介もあるので気になる方はこちらから😌 この記事を書いた人【運営者情報】
『許す』のか『許さない』のかは自分次第
そもそも「許せない」、この言葉には違和感を感じます。
「あいつなんて許せない…」、そう聞くと誰かから「あいつのこと許したら駄目だからね!」、とでも言われてるのでしょうか?
別に誰からもそんなこと言われていないのであれば、「あいつなんて許さない」が正しいと思います。
許すか許さないかは、自分自身が決めることであって他人が決めることではありませんね😌
ではどうして『許せない』と言ってしまうのか、日本人は集団行動で協力し助け合う社会を築き上げてきました。
そのため、はみ出し者は「悪」だと思い、「許してはならない」
その思考が日本人の多くの人に一般論、当たり前だと認識されているため『許せない』になるのではと思います。
許すか許さないかは自分自身が決めることであっても、「浮気をされた」「パワハラを受けた」「信じていた人に裏切られた」、このような行いは一般的に「許してはならない」と認識されており、自分自身がはみ出し者にならないために『許せない…』と言ってしまうのでしょう。
けれどそれは世間一般の声です。
「そんな人許してはならない」と世間がいっても、許すか許さないかはあなた次第です😌
怒りや悲しみの感情も落ち着いて、別にそこまで気にならなくなったかも、もう許してあげてもいいかな…けど許してしまうとはみ出し者の「悪」を認めてしまうことになる?、だめだやっぱり許せない…
「許してあげてもいいかな」、そう思えたなら許してあげましょう。
世間一般の声などあなたには関係のないことです。
許さないでいると、落ち着いていたはずの怒りや悲しみの感情がまた強まるかもしれませんよ?
正義中毒
【人は、なぜ他人を許せないのか?】
本書の著者:脳科学者の中野信子さんはこう言います。
人の脳は、裏切り者や、社会のルールから外れた人といった、わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるようにできています。
人は、なぜ他人を許せないのか? 著者:中野信子
他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物資であるドーパミンが放出されます。
この快楽にはまってしまうと簡単には抜け出せなくなってしまい、罰する対象を常に探し求め、決して人を許せないようになるのです。
こうした状態を、私は正義に溺れてしまった中毒状態、いわば「正義中毒」と呼ぼうと思います。
本書では、脳科学に基づいて人は、なぜ他人を許せないのか?について著者の中野信子さん自身の経験も踏まえながら解説されています。
気になる方は手にとって読んでみるのもいいかもしれません😌
「許す」とは、許しに値する行為かどうかではない
許すとは、相手を許してあげることだけが許すことではないと思います。
許すとは、許せないでいる自分を許してあげることもできます。
許さないでいるのは、許してしまうとその相手の行為を認めたような感覚になるから許さないのだと思います。
たしかに相手がいくら反省しても一般的には「許してはならない」ことだってあります。
それでも自分は許してあげましょう。
相手が犯した行為を認めろと言っているのではありません。
相手を許してしまうと自分は、世間一般からはみ出し者になってしまうかもしれないと思う自分を許してあげましょう😌
世間が「許してはならない」といっても僕は許します。許すことで憎しみや悲しみの感情から解放されることを望みます。
あなたの行為を認めることはできない。
けれどいつまでも許さないでいて、あなたのことを考えるたびに憎しみや悲しみの感情が湧いてくるぐらいなら私はあなたのことを許します。
犯した行為を認める必要、受け入れる必要はないです。世間に発信する必要もないです。
相手の行為が許しに値するかどうかではなく、許さないことで苦しんでしまう自分自身を楽にするためにも許してあげましょう😌
そう思い許してあげるだけでも、もしかしたら相手との関係も良い方向に向かうかもしれませんし、関係を継続する必要がないのであれば断ち切ってしまえばいいだけの話です。
いつまでも許さないでいるとあなたの心の中にずっと憎しみや悲しみの感情を向けた相手が居座り続けますよ😢
そのままにしておくとこれから先も苦労するでしょう。
浮気をされ別れて、新しい人と出会い、付き合ってもこの人も浮気をするんじゃないのか?
パワハラを受け、転職してもそこで出合う上司もパワハラをしてくるんじゃないのか?
憎しみや悲しみの感情を向けた相手があなたの心の中に居座り続けている限りあなたは人を信じることも難しくなるでしょう😢それはあまりにも辛くて、疲れます…。
そうならないために「許す」というのは、自分自身を楽にするためのことでもありますよ😊
それで相手を許したとしても受けた心の傷は簡単には消えないし、トラウマにだってなるかもしれない!
たしかに受けた心の傷は簡単には消えないかもしれませんしトラウマのようになるかもしれません。
けれど、許しを与えれる人と許しを与えれない人では人生の幸福度も明らかに違ってくるでしょう。
許すことで前を向いていくのか、許さずにいつまでも引きずっていくのか、両者では心の余裕、器の大きさ、困難を乗り越える力は明らかな差がでることでしょう😌
憎しみや悲しみの感情はいつまでも自分を苦しめるだけ
許すことで憎しみや悲しみの感情から解放され、楽になれるということをお伝えしてきました。
「それでもやっぱりあの人のことは許せない…」、考えをなかなか変えることはできないという人もいるでしょう😢
けれど、いくらあなたが許せないといっても、それで相手が簡単に変わることはとても難しいことです…
そのときは深く反省し、謝罪したとしても人の性格などはよほどのことがない限り簡単には変われません。
時間が立てば、以前と変わらないままなんてことはよくあります。
人は、自分自身でさえ変わることが難しい、ましてや他人を変えるのなんてもっと難しいです。
変わらない相手をいつまでも許すことができず、憎しみや悲しみの感情を向けたままでは、自分を苦しめ、心身ともに疲れ果ててしまい、気持の余裕も無くなり、いつしか許せないでいた人と、同じ行為を自分もしてしまう可能性だってあります。
先に浮気したのはあの人だ!浮気したあの人が悪いんだ!自分も浮気したって別にいいじゃん!
お前が俺の足を引っ張るせいで俺がいつも上司に理不尽に怒られてんだよ‼わかってんのか⁉⁉
あなたは許せないと思っていた人と同じ道をたどってませんか?
すぐに考え方を変えるなんて難しいかもしれません😣けれど、努力次第で少しづつ人は変われます😌
「どうしても許せない相手がいる!」、まずはあなたが少しづつ努力して変わってみませんか?
最後に…
許すか許さないかはあなた次第であり、世間一般の声を気にする必要はありません😌
この先も誰かのことを許すだの許さないだの、なんてことはいくらでもあるかもしれません。
どちらを選ぶかによって、あなた自身も変わっていきます😌
ここまで読んでくれた方ならきっと許しを与えれる人だと思います。
憎しみや悲しみの感情を引きずっていても、苦労するし辛いだけですからそんな感情とはとっとと「さよなら」したいですね😊
特に怒りや憎しみからは何も良いことは生まれません。
最後まで読んで下さりありがとうございます😌
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