結婚とは肉体関係の契約とも言える⁉恋愛~結婚とは何か?

男女の恋愛においてゴールとも言える【結婚】
なぜ人は結婚をするのか?好きな相手と一緒にいたいだけならば別に結婚する必要もない、じゃあなぜ結婚するのか?子作りをして家族になるために結婚をするのか?精神的な安定を求めているから?結婚すれば幸せになれるから?

実際結婚をして生涯幸せになれる人もいるでしょう。
愛する人と家庭を築き幸せな日々を送る…けれど、そうではない人たちもたくさんいますね。
「結婚すれば幸せになれると思っていたのに…」「こんなはずじゃなかった…」などと後悔する人たちも実際にいます。

ではなぜ結婚をするのか?…それは好きな人を法的手段を持って独り占めしたいからなのでは?または子供が欲しいから?
子供が欲しければ結婚しなくてはならないのか?そんなことはないです。
男女の間に子供ができたからといって必ず結婚する必要はないですが結婚というシステムなしに子供を作っていては国や経済の発展が難しいからです。

この記事では【男女が惹かれ合う理由、結婚とは?】
について心理学的なことや結婚というシステムについて僕の意見もありつつお届けしようと思います😌

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目次

心理学を基に男女が惹かれ合うのはなぜかを知る…

結論から言うと男女が惹かれ合う理由は子孫繫栄のために人間が持つ本能です。

人間は1人で生きていくことができません。
人間が子供を産むのは生物としての基本行動で自分の遺伝子(子孫)を残し死んでいくというのが生物というもの…
あらゆる動物がそうするように僕たち人間も同じ動物、本能は同じなのです。
そのため「子供が欲しい」といった感情もでてくるのでは?と思います。

「子供が欲しい」といった理由は人それぞれでしょう。
単純に子供が好きだから!、家族という共同体を持ちたいから、または子供が好きなわけではないが本能がそれを求めるから、などと理由は様々でしょう。

自分の遺伝子(子孫)を残すための相手は誰でもいいのか?といわれれば誰でもいいというわけではないです。

男女の恋愛観の違い

心理学者の【デイビット・バス】は恋愛、結婚での選択基準を様々な文化圏で調べました。

結果はパートナーを選ぶ選択基準は様々な文化圏で一致していることがわかりました。

  • 男は相手の若さ、身体的能力を重視
    男は子孫を残すため、繫殖能力の高い資質を重要視する
  • 女は相手の経済力、社会的地位を重視
    女は子孫を残すため、自分と子どもの生活を長期的に守ってくれる資質を重要視する

このような男女に違いがある理由は【進化心理学】の観点からも考えられる

進化心理学とは?

進化心理学とは、生物の進化の視点から現代人の行動や心理を解き明かそうとする学問
パートナーの選択行動もこの進化心理学から説明しています。

男女の恋愛観の違いは時代の変化、環境、社会によってその在り方も変わっていくと考えられる。

「男は仕事、女は家事」と言われていた時代もあったわけですが、現代ではその認識もかなり変わりつつあると同時に恋愛観も変わってきているということです。

恋愛過程における心の変化

恋愛の過程において、どんな心の変化があるのか?
心理学者の【マースタイン】は出会い~結婚までには3つの発展段階があるといいます

  • 刺激(stimulus)
  • 価値(value)
  • 役割(role)

マースタインはこの3段階を【SVR理論】と提唱しています。

段階
出会い

出会いでは外見的な特徴が刺激として重要視される時期

段階
恋人関係

恋人関係では価値観の近さが重要視される時期

段階
結婚・共同生活

結婚・共同生活では互いを支え合う役割が重要視される時期

この役割の段階までいくとトラブルが起きても互いに支え合えることでさらなる親密な関係へとなる。

心理学者【スターンバーグ】は、愛情とは「親密性」「情熱」「コミットメント」の要素から成り立つと言います。
各段階で重要とされるものは何か?を見極めながら関係を深めることが大切

なぜ「好きな人と一緒にいたい」と思うのか?

人は好きな人、親密な人となぜ一緒にいたいと思うのか?
心理学者【ヘンリー・マレー】が提唱する【親和欲求】というのがあります。

親和欲求とは?

親和欲求とは自分に好意を持ってくれた相手の側にいたい、あらゆる気持ち・感情を共有したいと思うこと
また不安が高まっているときも親和欲求が強まると言われています。
孤独を感じたり、災害にあったときなど好きな人、大切な人に会いたくなるのがこの親和欲求です。

男女の恋愛関係においてこの親和欲求が強まると相手を独り占めしたい、「独占欲」も高まります。

独占欲を行動で表すものは恋人同士で手をつないで歩くやお揃いの物を持つなどがありますね😌
結婚して結婚指輪をするのは自分と相手との親密度を周りにアピールする最強のアイテムといってもいいですね。

独占欲を行動で表すということは「自分の恋人(婚約者)だから誰も手を出さないでください」と宣言していること。

これらのことを心理学では【マーキング】とも言われます。
独占欲とは誰もが自然と持つ心理であって多くの人が自然とマーキング行動をしていますね。

人はなぜ浮気・不倫をするのか?

人はなぜ浮気・不倫をするのか?は【進化心理学】を軸に考えることができます。

  • 男が浮気・不倫をする理由は、男は自分の遺伝子(子孫)を多く残したいという本能があります。
    そのため多くの女性と性的関係を持ちたがる性的欲求が強いのです。
    現代では経済的余裕がある男ほど浮気・不倫をする可能性も高い傾向にあります。
  • 女が浮気・不倫をする理由は、パートナーに期待していたものが思っていたのと違う、自分や子どもを守ってくれるかどうかの不安感が高まったり、精神的にもの足りなさを感じたときに浮気・不倫をすると言われています。
    浮気・不倫をするリスクよりも浮気・不倫をすることにメリットを感じてしまうとも言われている。

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結婚するということは

ここまで男女が惹かれ合う理由、恋愛についてあれこれと触れてきたのですが、
改めて結婚するということはどういうことなのか?について触れていこうと思います😌

結婚=婚姻について

結婚=婚姻とは何か?
人は男女の肉体関係によって子孫を繫栄させてきました。
この関係を規範によって統制をしようとしたところ婚姻制度が生まれたのです。

この婚姻制度はそれぞれの国や文化、その時の時代、環境といったそれぞれにふさわしい婚姻制度がありますね😌

細かいことや特別な理由などは置いといて、主に結婚すれば以下のような制度が課せられる。

  • 重婚の禁止 民法732条
    配偶者のある者は、重ねて婚姻をすることができない。
  • 同居協力扶養義務 民法752条
    夫婦は同居し、互いに協力し扶助し合わなければならない。

結婚することで「あなたは私のものです」と言える、相手を独占する最強の制度です。

なぜ結婚というシステムができたのか?

人が子孫繫栄のために子供を産むのも心理的に見て浮気・不倫をしてしまうのも仕方がないことなのかもしれません。
なのにどうして人は【結婚】というシステムをつくったのか?
結論から言うと結婚というシステムを利用すれば人は安定した生活を送ることができ国も経済も栄えていくということを知ってしまったからです。

本能のままに人が生活を送って自身の遺伝子をあっちこっちにばら撒くよりも結婚というシステムを利用し、夫婦として生活を送る方が子孫の繫栄(子供の成長)が安定し問題なくいくことがわかったからなんですね😌

なので結婚という法的手段を作ることで秩序を守るようにしたのです。

この結婚というシステムは「自分と相手との生涯の愛を誓うもの」と言えば聞こえはいいですが、悪いように言えば「自分と相手との肉体関係の契約」とも言えます。
結婚することで自身の遺伝子をあっちこっちにばら撒くことを禁止し自身の遺伝子は結婚相手とだけにしましょう。ということになりますね。

最後に…

どうして不倫は世間から強くバッシングを受けるのか?理由はとてもシンプルでしょう。
みんな羨ましいのです。
生涯を共にするパートナーを決めて結婚をしたものの人の持つ本能や心理的に見ても他の異性と肉体関係を持ちたくなることは仕方のないことです。
ですが、本能のままに行動していては国や経済が栄えていかず、安定した子供の成長も保証されません。
そのための結婚です。
その制度の下、みんな人が持つ本能を抑えている、我慢しているのです。

不倫をバッシングしたくなるのは本能の感情を自分は我慢しているのに「あいつは、あの人は我慢していない!なんて奴だ!」と言いたくなるのでしょう。
その感情の裏に隠れているのは羨ましいから、これしかないでしょう。

他人の不倫になんの興味・関心を持たない人は自分の現状に心から満足できている、幸せを感じていることでしょう😌

結婚することを憧れている人もいると思います。
これから先、結婚を考えている方は「結婚することで自分は幸せになれるのか?」をゆっくりと考えてみるのもいいかもしれませんね😌

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